「自宅で栽培しているクリスマスローズに白い種が出来たけれど発芽するか?」との質問が有った。
種というと黒い色をしているとの先入観があるようですが、植物が子孫を残すために作った種には様々な性質があるかと思います。
クリスマスローズでは俵のような形をしたものや、またボールのように丸い形をした種。
クリスマスローズ種の色では黒・ベージュ・茶色が主だと思いますが、まれに完熟していても白い(正確にはベージュがかった)たねが採取されることがあります。
種の房や種さやのなかに入っている種がさやが自然に割れて出てきた白い種でしたら、また指で潰してみて崩れないならば十分に熟している種と思われます。
クリスマスローズの種で一番問題にしなければならないことはクロスでの交配ではなく、セルフでの交配。
うっかりすると予定とは違った形や色の花が次々と咲いてきてしまう。
特にレアーと言われるようなジャンルのものならなおさらと思われます。
同タイプのものでも系統が異なってくるとまた別の花が現れてきてしまいます。
何世代にも渡って作られてきたものなら異なって咲いてくる可能性も少なくなるでしょうが、タイプの異なった花を交配して出てきたものなどには十分に注意が必要かと思われます。
7〜8年ほど前に日本クリスマスローズ協会の講演会で、アシュウッドナーセリーのジョン社長にある会員の方が質問いたしました。
「アシュウッドナーセリーではクロスあるいはセルフ、どちらの交配方法を使って種を作っていますか?」。
ジョン社長の答えは、ほぼクロスでの交配を行っている、セルフでの交配は有る目的の時だけだ」、
その後のやりとりは無かったが、セルフでの交配の時はたぶん優秀な花や性質が表れた場合にのみ行われ、その得意な性質をもった親株を増殖する場合などではと思われます。
また別の目的が有る場合かとも考えられますが最近大変人気のあるゴールドネクタリー。
花は澄んだ黄色、そして金色とも見られるようなネクタリー。
このゴールドネクタリーは目的外で偶然に現れたタイプのクリスマスローズハイブリットと聞いています。
最初のゴールドネクタリーの花が出てきたとき、もし一株しか現れてこなかったとしたら、その一株しか現れてこなかった花などを増殖し親株を増やすにはセルフという選択が有効です。
ジョン社長はこんな花が出てきた場合を想定しての答えだったのかも知れません。
ただそんなときは後々の選抜に苦労するだろうなというのがその時の印象でした。
- 2008/06/17(火) 21:52:16|
- 育て方と園芸情報
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| コメント:2
若泉さん、おはようございます。長い中休みですね。今年はこのまま、空梅雨なんでしょうか?
記事、いつもながら興味深く読ませていただきました。
セルフで出現したF1の中から選別して、F1×F1でそのF1の親に似たF2を作出する、のでしょうか?
なんとなく、血が濃くなって弱くならないのかと思ってしまいますが・・・・。
- 2008/06/18(水) 07:46:56 |
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- メイ #dEZAg5uk
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メイさん、こんにちは。
ジョンさんが話した意味は、細かでは有りませんので想像の範囲です。
常套的にはメイさんのおっしやるとうりで間違いはないと思いますが、実際の細かな所はナイショではと、、、、。
血が濃くなると弱くなると良く言われます。それらは実際に数値を出してのものではありませんが、家で綾姫の前に飼っていた秋田犬は短命でした。
利口な犬でした。骨・血など、晩年には様々な病気で苦しみましたが、クリスマスローズなどの植物も弱くなるのではと感じます。
時々、見かける雄しべの無い花弁や系統によって特定の病気にかかりやすいものなどが、それではと思うことが良くあります。
- 2008/06/22(日) 18:01:35 |
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